カナダ在住研究者のつぶやき

バンクーバー在住の研究者が、個人的に関心の高いエネルギー・環境問題や、趣味のトレイル・食べ歩き・酒についてつぶやく予定

バンクーバーの人口構成(バンクーバー 、サレー、バーナビー、リッチモンド)

 

この街は本当にアジア人、特に中国人が多いです

カナダに来る前、日本にいた頃にイメージしていた

カナダの姿とは大きくかけ離れています(笑)

 

今回の記事は皆さんに伝えたい、というより

普通に人口構成についてずっと気になっていて

 

色々な情報を色々な人から聞くけど、

数字にばらつきもあるし、

本当の現在の人口構成について調べたい。

 

そんな思いで調べてみました。

 

 

まず、メトロバンクーバー全体の人口は、

約242万人もいます。名古屋(237万人)より少し多くて、

大阪(274万人)より少ないくらいの人数ですね。

 

その人口構成比を下のグラフにしています

(2016年のデータ)

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なんと20%近くが中国系なんですね。

やはり西海岸はアジアに近いので、

アジア系の移民が大変多いようですね。

 

インドをはじめとする南アジア系の人種や、

韓国、中東アジアなどの割合もかなり高いですね

 

アジア系だけで、44.6%と半数近くを占めていますね。

 

一方、日本人の割合は1.2%とあまりいませんね。

Downtownにいると結構日本人がいるように感じるのですが

 

ヨーロッパ系は意外と少なく、半数を切ってますね

東のトロントやオタワ、モントリオールと数字を比べると

大きく異なり、面白いですね。

 

 

さらに、各都市の人口構成比を見てみたいと思います。

 

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メトロバンクーバー 主要都市の人口構成比

人口の多い順に、

バンクーバー、サレー、バーナビー、リッチモンド

の4都市の人口構成比を示しています。

 

バンクーバー市は63万人と

千葉県船橋市や鹿児島市と同じくらいですね。

 

 人口比自体はメトロバンクーバーと同じ割合ですね

 

次に人口の多いサレー市は、

インド人をはじめとする南インド系の割合が

約三分の一を占めていますね

 

実際に、インド系のお店も多く、

ターバンを巻いた方々が多く歩いています。

 

 

バーナビーとリッチモンドは

中国人の割合が以上ですね(笑) 

 

リッチモンドに至っては半数以上が中国系の方で、

上海より中国みたいな感じです。

実際に歩いていると、普通に中国語で話しかけられます。

 

さらに、南インドや日本、韓国などを含めると、

アジア人だけで四分の三を占めていますね。

 

 

改めて、バンクーバーという街は

多様な人種から構成される

多民族都市であることがわかります。

 

渡加前に思い描いていたカナダ像とは大きく異なるものの、

多様な文化に触れることが出来るし、

日本人のようなマイノリティーでも、

マイノリティーであることを特に実感することもなく

普通に生活することができます。

 

今後、さらにアジア系の移民も増えると思われますが、

数十年後にはどんな構成比になっているんでしょうか。。

 

 

なお、本記事の図は、

2016年の国勢調査の数字を元に作成しております。