カナダ在住研究者のつぶやき

バンクーバー在住の研究者が、個人的に関心の高いエネルギー・環境問題や、趣味のトレイル・食べ歩き・酒についてつぶやく予定

【物価上昇】この10年でBC州の物価・地価が大きく上昇

 

バンクーバーは大都市でありながら、海と山に囲まれた自然豊かな都市で、

住みやすい街にも常に上位にランクインするほど、

とても住みやすい都市です。

 

ただし、一点問題があるとしたら、

物価がかなり高いということ。

日本、特に東京以外の地域に比べたら

かなり高いと感じます。

 

先日CBCのネットニュースを見ていると、

BC州の物価・地価の変動についてわかりやすい

記事があったので、シェアです。

 

The decade in B.C. prices: What costs more and what costs less

23日の記事ですね。

 

 

カナダ統計局が発表した、2008年と2018年のデータを主に比べて、

この10年間でどれほど変化があったのかを、

わかりやすく示してあります。

 

 

まず、消費者物価指数(CPI)は14%も上昇しているそうです。

もちろん収入も増加しており、

平均収入は約12%増加していました。

 

 

物価に関して、食料品や飲料品が上昇しているそうです。

例えば、りんご($0.59 → $0.82)、

牛乳($2.44 → $3.59)、ステーキ($23 → $37)

などが挙げられます。

 

 

公共料金も増加していますね。

インターネット($41 → $75)、水道($38 → $50)

天然ガス($91 → $70)

 

天然ガスはさすがにシェールガスの恩恵を受けて

価格は低下していますね。

 

 

輸送手段の料金も増加しています。

ガソリン65L($71 → $84)、セダンカー($38,216 → $42,000)、

バス・地下鉄($2.54 → $3)

 

バスの運賃に関しては、去年の4月に来てから、

4回ほど値上がりしているので、納得です

 

 

そして、家賃!これがかなり上昇しています

2Bedroomのアパート月額($1,507 → $2,034)

一軒家($358,359 → $683,500)

たった十年で一軒家の価格がほぼ倍になっています

 

中国人が不動産を買い占めているそうで、

地価の高騰が起こったそうです。

 

UBC内の職員アパートでも、1Bedroomで大体$1700ほどします

Downtownから一時間かかる立地でこの価格は

日本の感覚からするとかなり高いですね。

 

 

一方で、消耗品は意外と価格が低下しているみたいです。

例えば、ジーンズ($71.4 → $70)、ソファー($1,100 → $1,000)、

ワイヤレススピーカー($209 → $150)、食器洗浄機($408 → $400)

 

意外と値下がりしている消耗品も多いのですね。

どれもMade in Chinaな商品が多い気がしますね。

 

 

 

この10年で平均収入は上昇したものの、

大部分の物価や、家賃は急激に上昇しているのが

わかりましたね。

 

今後もたまに、気になったCBC等の

ニュースをシェアしてみたいと思います。

 

 

f:id:pedestrianpriority:20191225101800j:plain