カナダ在住研究者のつぶやき

バンクーバー在住の研究者が、個人的に関心の高いエネルギー・環境問題や、趣味のトレイル・食べ歩き・酒についてつぶやく予定

カナダ ビザ取得に必要な書類まとめ

 

カナダの研究室に留学することが決まり、

まずはじめにしなければならないのが、ビザの取得ですね。

 

正直、日本人にとってビザの取得はあまり馴染みがないですよね。

先日ニュースを見ましたが、ビザ免除で渡航できる国・地域の数が

世界で一番多いとのことですし、旅行では必要ないですもんね。

 

私の場合は、日本学術振興会の海外特別研究員として来たので、

ビザや航空券など全て自分で手配しなければなりませんでした。

ビザの取得を業者に依頼しようとしたら、かなり高額。。

何としても自力でしようと思うも、

わからないことが多すぎて、不安。。

 

そもそも日本のカナダ大使館には査証部がない、ということすら知らず。

フィリピン・マニラに申請しなければならない!?

などなど不安を煽ってくる事実が多く、

その分、ビザの承認が下りた時は、かなり嬉しかったのを覚えています。

 

そんなわけで、私がビザ取得した時の提出書類や手順を

覚えている限り残しておきたいと思います。

 

(2年前に申請した情報なので、変更点もあるかと思いますが、

ご了承ください) 

 

 

基本的に、ビザの申請は、 カナダビザ申請センターを通して

行います。ネット申請もありますが、不安なのでやめました。。 

 

 

 

まず、カナダの就労ビザの取得にはLMIA(Labor Market Impact Assessment)

の審査が必要になります。

雇用市場への悪影響がないか?という審査で、

職業毎にレベルがあります。

(例えば、皿洗いはCレベル、調理人はBレベルなど)

博士研究員の場合は、かなり特殊というか

専門性の高い職業であるため、LMIAは免除となります。

 

そのため、受入先研究室のボスに

LMIA免除申請をしていただき、レシートを貰いました。

これが必要なので注意です!

 

あと、私の場合は、妻もカナダで就労予定だったのですが、

研究者の配偶者は、配偶者ビザとして就労ビザを比較的容易に取得できます。

これも便利ですね。

 

以上の情報を踏まえ、以下の書類を上述のカナダビザ申請センターに

郵送しました。

 

  1. Document Checklist (私)
  2. パスポートのコピー(私)
  3. Work permit申請書(IMM1295E: 私)
  4. Family information(私)
  5. VSFサービシズ・ジャパン同意書と利用規約(私)
  6. 写真(サイズ等指定:私)
  7. Document Checklist (妻)
  8. パスポートのコピー(妻)
  9. Work permit申請書(IMM1295E: 妻)
  10. Family information(妻)
  11. VSFサービシズ・ジャパン同意書と利用規約(妻)
  12. Official receipt ($ 410)
  13. 戸籍謄本の原本
  14. 戸籍謄本の翻訳版・翻訳証明
  15. Offer letter (UBC)
  16. Receipt of LMIA exemption (UBC)
  17. CV (私)
  18. 博士学位取得証明書のコピー
  19. Award letter(日本学術振興会)
  20. カナダビザ申請センターに支払う金額(\ 19,290(現金のみ))

 

郵送(12月29日)した後すぐに、ビザ申請センターの方から連絡があり、

マニラの大使館に代理申請していただきました(1月3日)。

結果が来たのが、1月17日だったので、実際の審査期間は二週間。

思っていたより簡単でよかったです。

 

あとは入国当日、ビザを出してもらう。

という流れですね。

振り返ってみると、特に難しいこともないのですが、

申請している段階では不安でいっぱいでした。

 

この情報が誰かの役に立つことを願います。

 

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